わたしを離さないで

今観ているドラマです。

原作はカズオ・イシグロさんのベストセラー小説。
「わたしを離さないで」というのは、ご存知の方も多いですね。

わたしは、このドラマ化により、初めて知りました。
イシグロさんのことも、小説のことも、映画や舞台化されたことも。

内容はかなり重たくて、一話目を観たとき、数日間 LOW な感じでした。

映像自体は透明感があって、なんかそれこそ小説を読んでいるかの
ような感覚で画面を観ています。

時間軸がばらばらで、ちょっと話の筋が見えにくかったのですが、
なんとなく、なんとなく。

録画して観るので、一話につき二回は観ていて、それでやっと解る感じ。


恭子(綾瀬はるか)が美和(水川あさみ)に振り回されるのが、
ものすごくむかつく(笑)

そしてトモ(三浦春馬)が優柔不断過ぎて腹立つ(笑)


臓器を提供するクローンとして生み出され、育てられ、まさに
家畜のような運命の中で、

それでも「生まれてきた意味、生きた証、幸せとは」みたいな
ことを考えながらも、抗えないことも知っている。

SF の世界ですが、でも、人の人生ってもともとそういうもの
ですよね。


会社員として働き、辞めたいと思っても、「辞めてどうする?」
「生活はどうなるんだ?」みたいなことで葛藤しながらも、
日々を食いつなぐことで精一杯。

幸せってなんだっけ?と思う暇もないまま、歳をとっていく。。。

「提供者」は年老いることなく、使命を終えたら殺処分される
けれど、それ以外で大きな違いってある?

なんてことを感じながら観るわけです。


主人公たちが「わたしたちは提供者だから、使命があって、自分の
命が自分のものだなんて考えてはいけない」と考えているのと同じ
ように、

わたしたちも日常生活の中で、「こうあるべき」と色んなものに
縛られて、諦めて生きているところがありますよね。

働かないと生きていけない人がほとんどだし、そのためには会社に
雇われるしかないと思っているし、家族を養い、色んな責任を負い
身動きが取れない中で、窒息しそうになりながらも、そのことに
触れないようにして押し殺しながら生き続ける。。。

そんな人がたくさんいる。

結婚したんだから、子供がいるんだから、家を買ったんだから、
みたいにして、色んなことを諦めて。


でも、本当は、諦める必要はないんですよね。
やろうと思えばやれることもたくさんあるのに、未知の世界に
飛び込むのが怖い、想像もつかない、考えられないだけで。

生活に困らないだけのお金があれば、その閉塞感はなくなる
可能性が高いと思いませんか?

お金があれば、常識にとらわれる必要もなくなります。
そりゃ、犯罪とか人に迷惑をかけるなんて論外ですよ。


でも、それ以外で、自分が自分の責任でお金を使って何をしようが
自由なんですよ。

わたしは阪神淡路大震災の被災者です。
自分の家は一部損壊でしたが、まわりは見事にぺっしゃんこ!
新築の家やマンションが無残なことになったのをたくさん見てます。


お金がないのに、ローンを組んで頑張って「一生の買い物だー!」
と思って建てた家がつぶれたら、人生が終わったと考えますよね。

でもね、お金があれば落ち込まずにすぐに家を建てられるんですよ。

人によってはこの世の終わりみたいなことでも、お金がある人に
してみれば、そんなに痛くも痒くもなくなるこの事実。


だから、お金がないと世界情勢や景気に大きく揺さぶられて、
運命を共にしないといけないことが、

お金があることによって、自由になれるんです。


「提供者」たちは働いてお金を得ることが出来ないので、
お金の力で人生を変えることはできませんでした。


でも、わたしたちは自分の力で自分の人生を変えることが
できるんです。

この世の終わりも、そうでなくすることが出来るんですよ。

Shanti's Happy Golden Life

ひとりで法人起業して、ビジネスを始めました。 インターネットマーケティングですが、プロジェクトを結成して、メンバーたちと一緒に果敢に挑戦しながらやっています。

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